京・宇治 抹茶料理 辰巳屋 TATSYMIYA

ニューノーマル時代の
「新しい京料理の食のカタチ」創造プロジェクト

取り組みの進捗情報

本件は「京料理のこれからへ」をテーマとして、さまざまな施策を実施検証していくプロセスを開示していくための情報集約の場として設置しました。

コロナ渦も第3波がもいよいよ、となった現在、約半年前と比べると明らかにさまざまなものが変化したと感じます。いわゆるニューノーマルと言われる社会全体の変化が起きています。

外食産業や観光産業はこの未曾有の事態により、深刻なダメージを受けました。これは私たちも例外ではありません。それでも私たちは歩みを止めず、進んでいかねばなりません。何のために歩を進めるのか。それはこれまで贔屓にしていただいたお客様はもちろん、お取引先様や従業員の家族に至るまで、皆を守ることは当然ですが、その先にある《伝統を途絶えさせてはならない》という思いがあります。多くの先人等がさまざまな苦難を乗り越え、残し、紡いできたこの食文化を、今また新しい形で、その思いや技巧、様式美までも時代を読みながら、この「ニューノーマル」にフィットしたものへ、私たちが引き継いでいく番だと思っています。

このような思いと経緯から、辰巳屋では未来を見据えさまざまな取り組みを開始しました。非日常的な空間で、特別な料理を食し、特別な時間を共有する。
そうした「京料理」の特性や慣習に最大限の敬意を払いながら、これまでの常識に囚われることなく、現代のさまざまなビジネスモデルやマーケティング手法を駆使し、取り組んでいこうと考えています。


ニューノーマル時代の「新しい京料理の食のカタチ」
創造プロジェクト

各種のプロジェクトは特設サイト、トップページを参照いただければと思います。こちらでは5つのプロジェクトを簡単にご紹介していこうと思います。

  • 価値観モデルを活用した、地元市民のWITHコロナ社会における食に対する意識調査
  • 「宇治」におけるブランドイメージの調査
  • 高級折詰の事前予約システムの開発と実証実験
  • 高級料理専門のデリバリーサービスの開発と実証実験
  • さまざまな周知施策の実施検証

なおこのプロジェクトは、今回京都府にて公募されている「コロナ社会対応ビジネスモデル創造事業 事業可能性調査」に採択いただきました。


新たな活路を開く実験に挑み、ひとつでも多くの発見をしていくことは、たとえ全てが成功に至らなくとも「京料理」の、日本料理の、しいては飲食業界全体の“未来の礎”になると、わたしたちは信じています。
この困難をあえて未来への展望ととらえ、「今までの料理屋には無い、新しい食のカタチの創造」を実現していきたいと思っています。